Latter Rain-日記

My Daily Devotion ~神様をもっと知り、神様との関係を日々深める~

~ペテロ、信仰を言い表す①~ [マタイ 16:13-20]

今日の箇所はあらためて読むと非常に難解でかつ興味深かったので、いろいろ調べてみました。

お話はイエス様が宣教の旅を続けていた時、弟子たちにご自身のことをどう思っているか、ご質問される場面です。

その時、ペテロは「あなたは(人間である)預言者ではなく、メシア、生ける神の子です」と信仰告白しました。イエス様を救い主、神様であると告白したのです。

するとイエス様は、「このことをあなたに現したのは、人間でなく私の天の父である」と言われました。そうです、イエス様を通してペテロは天の父を見、その確信があったため、その告白ができたのです。

そしてこの時、イエス様はもともとシモンという名前であった彼に「ペテロ」という名前を授けます。この意味の捉え方については諸説ありますが、ペテロの意味はギリシア語で「岩、小石」の意味があり、ペテロや使徒たちがこれからイエス様の家(教会)を築く土台石となることを意味していると解釈しました。このように大宣教命令までをも含む神のご計画と秘められていた奥儀がここで示されたのでした。

 

そして次からはさらに考えなくてはいけないポイントになります。イエス様はペテロに続けて次のようにおっしゃいました。

「あなたに天の国の鍵を授ける」

「これからあなたが地上でつなぐこと、解くことは、同じように天でもつながれ、解かれる」

 

これはどういうことでしょうか?ペテロが教会に対して絶対的な権威をもつ、ということでしょうか?一見そのようにも聞こえますが、それは少し違うようです。以下Got Questionsからの答えです。

 

「これらの言葉でイエス様が意味しているのはペテロ本人が天の御国に入る権利があること、また与えられたかぎを通して権威がある事、また福音を伝える事がキリスト者達に対しては御国を開き、不信者達に対しては閉じる手段となる事でした。使徒の働きにはこれらの事が実際に起こった様子が記されています。ペンテコステの日の説教で(使徒2章14-40節)ペテロは天の御国への扉を開きました。「つなぐ」とか「解く」という表現はユダヤの法的によく使われているもので、何かを禁止したり解禁したりするために使われていました」

 

この時のイエス様の言葉は預言でもあったということです。

ただし、ここで出てくる「権利」「権威」という言葉について、それが含まれる範囲に注意しなければならないという点があります。それは明日の学びにしたいと思います。

今日は改めてイエス様がこの時点からお語りになられた大宣教命令、それが今の時代でも、世の終わりまで存続しているご命令であることを改めて教えられました。忠実な僕として今日も歩ませていただけますように。