Latter Rain-日記

My Daily Devotion ~神様をもっと知り、神様との関係を日々深める~

~ゲネサレトで病人をいやす~ [マタイ 14:34-36]

今日は2章だけの短い箇所です。じっくり読んでいきます。

湖の上を歩く大事件の後、一行はゲネサレト(ガリラヤ湖の西側にある平原地帯の名)という土地につきました。しかし、休む間もなくその土地の人々は「イエス様が来た!」ということで多く集まってきました。もうこの時点ではイエス様はこの地方ではかなりの有名人でした。イエス様を神様と本気で信じて集まってきた人も多かったことでしょう。

とにかく「癒し主」としての噂が広まっていたので、その土地の病人という病人が集まってきました。あまりにも数が多かったし、治りたい気持ちいっぱいで切迫していた住民たちは、「エス様の服のすそにでも触れさせてほしい」という思いを抱きました。そしたら何と、「触れたものは”皆”いやされた」と書かれてあるのでした。

この不思議が起こった背景として、彼らに対するイエスの愛と憐みと力があったことは言うまでもありません。しかしそれだけでは奇跡が行われないと思うのです。今回の病人たちのように、「神様なら何でもお出来になる、神の衣のすそに触れるだけでもその恵みと力と回復を受けられる」というまっすぐで必死な信仰が共に働いたため、この奇跡が実行されたのだと思います。

信仰とは信じることと、全面的に神にすがることです。全面的に、必死に、ということが重要です。今日の箇所が明確に教えてくれています。「ここは私がやれます、この一部だけ神様お願いします」という信仰だけでは働かないように思います。私たちは何かにすがったり頼ったりする姿をあまり好ましく思っていません。弱肉強食の世界で、それは弱い、敗者のようなイメージがあるからです。

でもイエス様はこの世と反対の態度、存在になりなさい、自分を弱いものと認め、必死で私にすがりなさい、といつも言われます。

このことを自尊心、自分の恥をかなぐり捨てて行えるようになるのが本当の信仰者であると思います。この病人たちのようにそれが本当に出来た時、主は最高の平安と平和を与えてくださるのです。今日も私もその勇気を一歩踏み出していきたいです。