Latter Rain-日記

My Daily Devotion ~神様をもっと知り、神様との関係を日々深める~

~洗礼者ヨハネ、殺される~ [マタイ 14:1-12]

今日から14章になりますが、タイトルの通り、今日は恐ろしい事件の箇所になります。

Birth flower in February -Violet

聖書をより理解するため、エレン・G・ホワイトの偉大なる証の文、「各時代の希望 第22章 ヨハネの投獄と死」をあわせて読むことにしました。

この22章には洗礼者ヨハネヘロデ王の心情や霊的葛藤が詳細かつリアリティーをもって描写されており、このような具体的かつ見事な描写に、毎回驚きと感銘が生じるのを隠せません。

今回は特にヘロデの心情の変化を、22章からいくつか引用し、瞑想したいと思います。

 

“ヘロデ自身ヨハネの説教をきいていた。放蕩な王は悔い改めを促す叫びにふるえあがった。”

“ヘロデは、ヨハネを神の預言者と信じていたので、彼を自由の身にする意志が十分あった。だが彼は、ヘロデヤ(妻)を恐れて、その意図を果たすことを遅らせた。”

“若い(ヘロデの)娘はひき返して、「今すぐに、バプテスマのヨハネの首を盆にのせて、それをいただきとうございます」という恐ろしい願いをだした(マルコ6:25)。 ヘロデはびっくりし、ろうばいした。飲めや歌えの騒ぎはやみ、歓楽の場は不吉な沈黙に支配された。”

“ヘロデは、自分の誓いから解放されるのを待ったがむだだった。そこで彼はしぶしぶ預言者の処刑を命じた。”

ヨハネの自己犠牲的な生活と、その厳粛で熱心な訴えと、健全な判断にもとづく勧告とを思い浮べ、そして彼の死のいきさつを思い出すと、ヘロデは心が安まらなかった。”

“ヘロデは、神が罪の行為の結果として宣言しておられる通りのものを自ら刈りとっていた。”

 

本当に恐ろしいことです。人は神からのメッセージに喜んで耳を傾ける性質がある一方、世からくる欲望や誘惑に支配され、ついには神の側ほうを選ばない結果、罪の結果を自ら摘み取ることになるのです。特に今回は酒とごちそうと宴会の席というシーンでヘロデが朦朧としていたその時、“自分の領地の高官たちの前でいばれるような見せびらかしを何かやってみたいと思った”瞬間、この不幸な事件が起こったのです。

 

洗礼者ヨハネはこのようにヘロデ王から民衆までに、神のメッセンジャーとして大きな影響を与え偉大なる功績を残しました。証の文にもあるように彼自身投獄中、イエス様が真の救い主であることを一瞬疑いましたが、最後にはそのことも正しく聖霊様が彼に悟らせました。

 

この2名の出来事を注目するだけでも、人はいかに霊的な戦いに常に晒されているかが分かります。すべては霊的なことで、私たちはただただ聖霊様により導かれなければヨハネでさえも決して正しい方向には進めない、ということも分かります。そのことを改めて証の文を読み、肝に銘じることが出来ました。