今日の箇所は、身一つで伝道に向かう弟子たちに、イエス様が励ましの言葉を述べていた文脈の続きです。
「だから、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、わたしも天の父の前で、その人をわたしの仲間であると言い表す。 しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、わたしも天の父の前で、その人を知らないと言う。」
今日の箇所は短いのですが、自分自身に鋭く問うことのできるイエス様の言葉だと思います。
その問いは、「どんな状況においても、私の弟子ということができるか？私のほうを選択できるか？」です。
昔、キリシタンが自ら踏み絵を踏まない選択をし殺害されたのも、このみ言葉を信じていたのだと思います。
逆に、12人弟子の1人であるユダに裏切られイエス様が捕まった後、1番弟子のペテロが3回、「私はイエス様を知らない」といったシーンもあわせて思い浮かびます。
きっと、誰もその時になってみないとどういう選択ができるか、わかりません。
それほど人間というのは、弱い存在なのだと思わされます。
しかしペテロはその後涙ながらに悔い改め、復活されたイエス様から赦しを得て本物の弟子になったのです。
イエス様の憐みの愛に触れ、さらにイエス様を「知った」のです。
一方、自殺したユダは悔い改めができず、最後までイエス様の愛を「知る」ことができなかったのだと思います。
この違いが、救いに導かれる大きな分かれ道なのだ、と思いました。
私もペトロのような経験をしてしまうかもしれません。
日々もっと神様を知りたいと願い、神にあっての正しい選択ができるよう今日も祈り求めたいと思います。
