Latter Rain-日記

My Daily Devotion ~神様をもっと知り、神様との関係を日々深める~

~迫害を予告する~ [マタイ 10:16-25]

今日の箇所は、前回のイエス様のオリエンテーションの逼迫した内容にさらに加えて逼迫した内容です。
弟子たちの迫害を予告する内容だからです。

エス様はまず冒頭に、伝道地に弟子たちが遣わされることは、「狼の群れに羊を送り込むようなものだ」とおっしゃいました。
どれほど彼らは激しい迫害に遭うのでしょう。
それほどイエス様の福音の内容は、良くも悪くも、人々の心を激しく揺さぶる力があるということです。

次に、伝道地では「以下のようなことが起こる」とご説明されました。
〇弟子たちは、法廷に引き渡される
〇弟子たちは、法廷で、法廷にいる人や異邦人に証をする
〇兄弟は兄弟を、父は子を死に追いやる、子は親に犯行して殺す
〇弟子たちは、イエスの言葉のゆえに、すべての人に対して憎まれる

当時のユダヤの宗教家や民衆にとって、180度も考えの逆転が生じるイエス様の福音を伝えることは、命がけだったのです。
そして、この出来事は、この後の教会時代、現代のキリスト教を迫害する国々、そして最終時代に神を信じるものにとっても同じく起こる、という預言でもあるのです。

また、イエス様は迫害の中での「弟子たちの心構え」についても述べられました。
〇蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい
〇引き渡された時、何をどう言おうか心配してはならない。あなたがたではなく、父の霊が語ってくださるから。
〇最後まで耐え忍びなさい。そのような者が救われる。

これらは全て、マルチン・ルターが激しい迫害の中でも法廷に立ち、イエスを雄々しく証するシーンの写しのようです。
この時は、確かにルターは父の霊(聖霊様)に導かれて語っていたのだと、改めて確信しました。

さらに、「迫害されたときにどのようなアクションをとり、最後に何が起こるか」についてもご説明されました。

〇1つの町で迫害されたら、他の町に逃げなさい。
〇弟子たちがイスラエルの町を回り終わらないうちに、人の子が来る。

「人の子が来る」は、イエス様の再臨の事なのだと思います。
冷静に判断しつつ逃げまどいながらも主を待ち臨む…。今日イエス様が語ったことすべてが、預言でもあり、またイエス様の再臨を待ち臨む神を信じる人々の姿の総括でもあるのです。
これほどまでに、神の敵(=神の愛を選ばず、自分を神とした精神の力)は凄まじいものであることがはっきりとします。

しかし、神はこの敵をご自身の力では滅ぼさず(神様にはそれが出来るにもかかわらず)、愛の方法によって解決されるお方です。
弟子の厳粛な心構えを改めて心に刻みつつ、この神様を今日も讃美したいと思います。