Latter Rain-日記

My Daily Devotion ~神様をもっと知り、神様との関係を日々深める~

~「からし種」と「パン種」のたとえ~ [マタイ 13:31-33]

今日もイエス様は天の国についてのたとえ話をされます。その第三弾です。

神代公園の梅の木

今日は「からし種」と「パン種」。

どちらもあまりよくわからないのであらためて調べてみました。

からし

パレスチナでは数種類のカラシが自生していますが,一般に栽培されているのはクロガラシ(Brassica nigra)です。土壌が肥沃であれば,その種は数か月後には木のようになり,高さが4.5㍍,中心の茎が人間の腕の太さほどになることもあります。カラシの花は黄色で,葉は縁が少しぎざぎざになっており,色は濃い緑色です。生長するとさやの中に一列に並んだ種ができます。クロガラシの種は暗褐色をしています。秋になると,この植物の茎や枝は硬化して堅くなり,その種を食べるヒワやアトリなどの鳥が止まれるほど強くなります。

パン種

パンを作る時小麦粉の種を発酵させるために用いる酵母イースト。

 

エス様の今日のたとえは、「からし種のようなごく小さい粒でも成長すると鳥が巣を作るほどの大きな木になる」「パン生地にパン種を微量に混ぜることによって大きくパンが膨れ上がる」

というものです。ごく小さなものが全体に大きな影響を与える、という事がこの2つの例で共通していることです。

ここでふと思いました。

聖書のほかの箇所で「からし種」は良い意味でつかわれていたが、「パン種」は悪い教え、パンに混ぜる不純なものとして取り扱われていた。ここでもその可能性はないのか…?

今日は天の国の解説なので、今日のたとえはまず良い意味として、からし種ほどの小さな信仰や一角のキリスト者が大きな神の御心に沿った働きをする、という従来から教えられている意味ももちろんあるかと思います。

しかし、パン種のたとえについてはどうでしょうか。もしかしたらその逆で、ほんの小さな神への不従順、間違った教えを心に受け入れていくとそれが自分の中で制御できないほどパン種のように膨れ上がりそれがほぼその人を支配するようになる、という恐ろしいたとえも含まれているのではないか?と思います。

天の国は、このように特に霊的なことを説明しているのだな、と改めて思わされます。見えないだけに、本当に注意しなければなりません。

前回のたとえ話にもあったように、育てる土、受け取る種、日々茨や石など不純物の取り除き。そして、太陽や水のごとく幾重にも成長させてくださる聖霊の神様。

信仰者にはこのすべてが必要なのです。

真理であり、命であるイエス様の道を今日も踏み外すことなく歩き、成長させていただけるよう、切に祈り求めたいと思います。