今日から13章に入ります。
イエス様が湖のほとりに座っておられるシーンからです。
朝の光が湖の水面に反射してイエス様とともにキラキラ輝いている風景が思い浮かびます。
でもそんなひと時もつかの間、たくさんの群衆がイエス様のところに押し寄せてきました。
イエス様は息つく暇もありませんでした。
あまりにも沢山集まってきたので、イエス様は船に移動し、そこに腰を下ろされました。
岸辺にはまだまだ群衆が集まっているようです。
そんな中、群衆に対するイエス様の説教がいよいよ始まりました。
前回の、山上の垂訓のシーンと重なります。
今日は有名な、種を蒔く人のたとえです。
種は良い地に蒔かれた時、百倍もの実を結ぶ、という話です。
道端、石でごろごろした地面、いばらが生い茂っているところに蒔かれても育たないことは私たちも知っています。
種は神様の言葉です。
土は私たちの心や魂の状態、といわれています。
では、「百倍に実を結んだ」という最善のゴールの状態は、いったいどういう状態でしょうか。
やはり、イエス様が持っている御霊の実を多く実らせいる状態なのかと思います。
「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です」
ガラテヤ5:22-23
この御霊の実が成長することによって、私たちはどんどん成長し、イエス様の似姿へと近づいていくのだと思います。
このように、ゴールである実は非常に良いもの、み言葉である種も非常に良いもの、です。
ということは、このゴールである実を実らせるには、私たちの心である「土」が大変重要な変数になるのです。
ここを常に見ておく必要があるのです。
サタンはこの公式を知っているので私たちの「心」に石ころを入れたりいばらを生えさせたりしようと地球の創造時から必死に働いています。
ですから、自分の心に対し常にConsciousになって、警戒していないといけないのです。「耳のある者は聞きなさい」とイエス様が言われたとおりです。
でもその知恵をも、願い求めれば神様は与えてくださるはずです。
今週はクリスマス礼拝が各教会で行われます。
1人でも多くの方が、清い心「土」をもって、救い主を見ることができますように。