今日の箇所は、イエス様のなされた数々の奇跡を見て、「弟子にさせてください」とイエス様に歩み寄った2名の話です。1人は律法学者で「先生、あなたの行くところならどこへでも従ってまいります」といいました。それに対しイエス様は「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」とおっしゃいました。「人の子」とはイエス様のことで、この地上のこれからのお働きにおいては、イエス様もその弟子も、休む暇がないことを覚悟しておかねばならない、という意味でした。またもう1名は「主よ、まず父を葬りに行かせてください」と言いました。それに対しイエス様は「わたしに従いなさい。死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。」とおっしゃいました。これはなんとすごい言葉かと思いました。現代でもそうですが、肉親である父や身内のお葬式は誰もが最重要な行事として参加しなければならない、すべきだと思っています。当時のユダヤ社会では今よりもっとそうであったかもしれません。でも、冠婚葬祭など人生における一大イベントの何よりも、イエス様とのミニストリーを一番とすることができなければ、弟子にはなれません、とイエス様ははっきりおっしゃいました。それほどイエス様の神の子としての権威を認め、世の中のものを手放し、命であるイエス様についていく覚悟が必要、ということです。ここで「死んでいる者たち」とは、イエス様のほうを選ばず、結果的に滅びの道を選ぶ人のことを指しているそうです。もし当時私がこの2人と同じような立場であったなら、はたしてイエス様についていくことが出来ただろうか…？かなり難しいのではないかと思います。
またこのイエス様の教えは今の私達にも全く同じように当てはまります。いつもイエス様を第一に選んでいるか？弟子としての覚悟が本当にできているか？今日、イエス様から強く強く語られた箇所でした。
イエス様、あなたの弟子になるために必要な覚悟、確信をさらに与えてください。この人生において、あなただけを選び続けることが出来ますように。今日、私にあなたの勝利をもたらしてください。アーメン。
