今日のみことばです。
「だれも、二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」
この聖句は会社勤めをしているとよくわかる気がします。会社組織では、経営者や上司に基本従わなければなりません。会社の場合、主人はこれら上の立場にいる人、または会社そのもののことが多いです。組織では会社に高いロイヤリティーを示すもの、それを公に名言しコミットするものがどんどん昇格し、高くあげられます。私もこのような環境の中で今までずっと生きていました。でも今振りかえって考えてみると、実は私は上司や会社に心から仕えていたのではなく、自分が主人として、自分自身に仕えていたのだと思います。会社や組織のためと言いながら、自分のキャリアアップのため、周りからの評価のため、報酬のため、自己実現のため…。けれど、私は無意識にそんな自分の状態に本当に疲れ切っていきました。
しかし、主を私の人生の主人としてお迎えしてからは、だんだんとそのような価値観、自分を主人とすることから解放されていきました。もちろん、今でも上司や会社の命令や方針には従いますが、究極的には一番のマスター、イエス様にお伺いを立ててから物事を判断、実行するようになりました。イエス様の基準で仕事をするように心がけることが出来るようになりました。そんな中、確かに「会社の言うことも、イエス様の言うことも両方とも重んじる」を保つことは不可能でした。主人はやはり1人しか持てないのでした。今日のみことばの通り、ある方にとっては自分の主人は富であったり、自分の夫 or 妻であったり、崇拝するカリスマ有名人であったり、信頼する牧師先生だったり、あるいは自分自身であったりするかもしれません。しかし、イエス様は「もし他の主人を持っていれば私を主人とすることはできない、私に仕えることはできない」とはっきりおっしゃいます。私も時にイエス様以外の何かの対象を重んじ、それを主人にしまう時があります。それに気づいた時、本当にイエス様に申し訳なく思う気持ちになり、反省して悔い改めることになります。そして同時に、「この宇宙と秩序、すべてのものを創られた方は、私の主人であるイエス様ご本人なのだ」という気持ちをいつも思い出させていただき、主を畏れる気持ちを与えていただきます。本当に感謝です。今日も主への忠実が固く守られるよう祈っていきます。