イエス様のおっしゃられることはいつも一貫しています。「心の動機を大切にしなさい、何事も天の父の御心のために行いなさい」ということだと思います。そうすれば、人間にとって人との良い関係、喜び、安らぎが与えられるのだと思うのです。
断食は旧約聖書の時代から行われていたようです。モーセやダビデなど、聖書にでてくる人物もよく断食して祈っていました。イエス様も公生涯を始められるとき、荒野で40日間断食して祈っておられました。このように祈り＋断食とセットなっていて、断食はより祈りに集中し、力を増し加え、神様だけに心をささげることを目的に行われるのです。特に人の死、国としての大きな悔い改め・危機に瀕した時、大贖罪日などには断食を行っていました。
ところが、パリサイ人たちにはこれらが形式化しており、断食すること、祈ること自体が目的となっていて、自分の信仰や宗教心がどれだけ大きいかを人々に見せびらかしていました。「私はこんなに深刻に断食をしている」と古い服に着替え、やつれた表情を作り、わざと髪を振り乱していました。イエス様はこの人達のことを「偽善者だ」とおっしゃいました。もちろん心の動機を見ておられたからです。
私たち現代人もダイエットや健康、病気の治癒のためにプチ断食する事が流行っています。しかしイエス様のおっしゃる断食は、神様への霊的デボーションのことなのです。この事を忘れてはいけないな、と改めて思います。改めて、私も祈りに力が欲しいとき、霊的危機に陥った時、誰かの命にかかわる出来事が起こった時などは断食して祈りたいと思います。
普段でも、貧血もあり1日断食するとフラフラになるのですが、朝はヨーグルト、ナッツ類、大豆プロテインも入った栄養豊富なスムージーだけにして昼を抜く、夜は普通に食事する（間食は夜の食後フルーツ少量のみ）というプチ断食からはじめていきたいと思います。また食事だけでなくスマホを持っているとなかなか難しいメディア断食もしたいところです。曜日を決めて、SNSやネットを見ない！など神様のために思い切って実行するのです。その日を土曜日の安息日と決めて、今後トライしてみようと思います。
