イエス様が「神の霊に導かれて荒れ野に行かれた」とあります。しかも「誘惑」を受けるためです。聖書では、荒野は多くの困難や試練を経験する場所でもあります。
またイエス様はこの荒野で40日間も断食されました！このように、イエス様は「人性」という弱い衣を身に着けていても、また極度の空腹を覚えていても、「み言葉」と「信仰」により悪魔の誘惑に打ち勝つことができることを全人類に証明するため、公生涯のはじめにまずこのトライアルを受けられたのだと思います。
イエス様は天の父なる神と聖霊様と永遠の昔から一体であったため、この地上に来られた時も神のみ言葉によってつながることによって生きておられました。ですので「人は神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と宣言されました。私たちもイエス様を信じればイエス様とつながり一体となります。ですので、神を信じたものは神の言葉なしには生きることができないのです。
また、次にサタンはイエス様に神様の愛を試すように仕向けようとしました。でもイエス様は「主を試してはならない」とみ言葉からその誘惑をはねつけました。私も主に「この私の祈りに応えてください」と祈り、叶えられた時に神様の愛を量ろうとしてしまう時があります。弱い私たちはなんらかの“しるし”を求めることで神の愛を知ろうとします。しかし、神の愛はそのみ言葉を聞くだけで、瞑想するだけで、また自然界を眺めるだけで満ち溢れているのです（世界が創造されてからこのかた、人々は、天地や、神がお造りになったすべてのものを見て、神の存在とその偉大な永遠の力をはっきり知っていました。ですから、彼らには弁解の余地がありません。ローマ1：20）。
最後にサタンはイエス様にこの世の富をありったけ見せて「手に入れたいならひれ伏し私を拝みなさい」ととんでもない誘惑を仕掛けてきます。この誘惑もイエス様の旧約聖書のみ言葉によって粉砕しました。ただ「主にだけ仕えよ」と。「あなたの仕える神はまことの神、創造主なる主である」と。このように、イエス様はすべての誘惑をみ言葉によって砕かれました。私たちも同じです。み言葉で神様にもつながり、生き、またこの世から来る様々な誘惑からも自身を守ることができるのです。
今日も聖霊様を求めながらみ言葉をしっかり聞き、悟るような力を与えていただきたいと思います。
