「言っておくが、およそ女から生まれた者のうち、ヨハネより偉大な者はいない。」とイエス様がおっしゃられたヨハネからイエス様はバプテスマを授けられました。ここにイエス様の公生涯が開始されました。
ヨハネは「わたしこそ、あなたから洗礼を受けるべきなのに。。」と自分がイエス様に洗礼を授けることについて躊躇し、思いとどまらせようとましたが、イエス様は預言の成就を行うため「正しいことをすべて行うのは、我々にふさわしいことです」とおっしゃいました。
私も自分の考えや思いを優先して神様のみ言葉をふさぐことがあります。この事は残念ながらほぼ無意識のうちに行われます。いつも自分考えでなく、み言葉に従って１つ１つ判断していかなければならないと痛感します。人の思いは神の思いをふさぐのです。
イエス様がバプテスマを受けられたとき、その受難の十字架への道のりが幕を切ったとき、人類の救いへの道がメシアによって開始されたとき、全天が喜びと感動に震えたのでした。天のお父様からも「私の愛する子。私の心に適う者」という声が子であるイエス様に届けられました。なんという神聖な光景でしょう。ヨハネも天の父の声を聞いたのでしょうか？イエス様は鳩のように神の霊がご自分に下ったことを「御覧になった」とあります。目に見えたのです。栄光に満ちた光のようなものだったのでしょうか。
私たちもあるときぱっと明るい光が見えて神様のご臨在を感じる時、非常に感動することがあります。罪の影響で弱く、小さくなった私たち人間にもまだなお神様のご臨在を感じる性質が与えられているのだと信じます。この厳かで神聖なイエス様のバプテスマの光景を瞑想しながら、今日もイエス様がしてくださったことに目を留めて歩んでいきたいと思います。
