Latter Rain-日記

My Daily Devotion ~神様をもっと知り、神様との関係を日々深める~

山上の説教 - 「柔和な人々は、幸いである。」  [マタイ: 5:5]

今日の聖句は柔和な人々についてです。「柔和」な人とは、どんな人でしょうか?心が柔らかく、様々な考えに対する受容性が高く、そして和を大切にする、すなわち人との関係を平和に保つ人のこと、といったようなことをこの言葉から連想します。このような「柔和」はクリスチャンでなくとも持っている方は多く見られます。民数記12:3には「モーセはその人となり柔和(謙遜)なこと、地上のすべての人にまさっていた」とあります。そして何よりもイエス様がご自身のことを「わたしは柔和で心のへりくだった者である」とおっしゃいました。King James Versionで「柔和」は「meek」、辞書での意味は “おとなしい、柔和な、従順な” という意味だそうです。やはりここでは、聖書の教えに対してへりくだって従順に従う、謙遜な品性のことではないでしょうか?

今期の聖書研究ガイドによると、柔和さはなんと「人に罵倒されたり傷つけられたりしても、怒らず辛抱して耐えること」とまでありました。また、モーセが反逆するイスラエルの民に行ったように、「恵みを受けるに全くふさわしくない者のために憐れみの心でとりなしの祈りが出来ること」ともありました。イエス様の十字架での受難を瞑想します。柔和さとは、なんという難しい課題でしょうか。

しかし、「主は高くいらせられるが低い者をかえりみられる。しかし高ぶる者を遠くから知られる。(詩編138:6)」とあるように神様は低くへりくだる者こそをかえり見、喜んでくださいます。彼らは世からは蔑みをもって見られるかもしれないが、主の御目には非常に尊い※ということ、この事実はどれだけ私たちにとって励ましとなるでしょう。

このイエス様がお持ちの柔和の品性の完成を目指して、イエス様だけを見続け今日も聖書に従っていきたいと思います。

 

※ エレン・G・ホワイト 各時代の希望(中巻)P15